ギュスターヴ・モロー美術館(Musée Gustave Moreau)は、モローの死後、1852年から暮らしたモローの邸宅がコレクションと共に国に遺贈され、1903年に開館しました。1826年にフランスで生まれギュスターヴ・モローは、象徴主義美術運動に影響を与え、神話、宗教、歴史などのテーマを扱った作品で知られています。代表作は「オイディプスとスフィンクス」です。ギリシャ神話の英雄オイディプスが、エジプト神話やギリシア神話、メソポタミア神話などに登場するライオンの身体と人間の顔を持った神聖な存在あるいは怪物スフィンクスの謎に挑む姿を描いています。ただこの「オイディプスとスフィンクス」はギュスターヴ・モロー美術館でなくメトロポリタン美術館(ニューヨーク市マンハッタン)に収蔵されています。
ギュスターヴ・モロー美術館の見どころは、収蔵絵画だけでなく、1852年から実際にモローが自宅兼アトリエとして家族とともに暮らした邸宅であるというところでしょう。1階はモローの友人、2階にモローの家族が住んでいました。1903年に開館する際に増築された3階・4階が展示室です。100年以上前に活躍したフランス人画家の生活そのままを感じられます。また、外観写真をよくみると2階と3階では外壁の表情がちがいますが、なんとも一体感があります。さすがフランスです。
ギュスターヴ・モロー美術館場所:14 Rue de la Rochefoucauld, 75009 Paris



コメント